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1月号はJR列車内で
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このホームページは車内月刊誌プリーズをもとに制作されています。
 小西真奈美 〜開放した心で感じる旅。 〜 

2007年2

 
―九州新幹線つばめの新しいイメージタレントとして、CM撮影のため、ふるさと鹿児島に帰郷した小西真奈美さん。「透明感のある」「凛とした」と表されることの多いイメージそのまま、目の前に現れた小西さんは、愛くるしい笑顔と声が印象的な人だった。
 海にも山にも川にも近い、のどかな場所で育った少女が、モデルのスカウトをきっかけに単身上京したのは18歳の時。

 「不安がなかったわけではありませんが、どれだけ考えても、行動しなければ状況って変わりませんよね。そればかりか不安だけが募っていく。だったら、何もやらないうちからノーを出すより、まずは動いてみようと思ったんです。そのことに躊躇はありませんでした」

―行動あるのみ。そんなアクティブな姿勢で、新たに挑んだ道の先に、舞台の世界があった。

 「初めて舞台を観に行ったとき、人間って体ひとつでここまで人を感動させることができるんだって感激したんです。生身の人間の息遣いや生命力がこれほどダイレクトに感じられるものに出会ったのは初めてで、本当に大きな衝撃を受けました」

―それはつかこうへい氏の舞台だった。その後、5日間に及ぶワークショップを経て、100倍という難関を突破し、北区つかこうへい劇団に入団。'98 年、女優としての第一歩を踏み出した。

 「ずっと心に持ち続けているのは、気持ちを大事に演じたいという思いです。どれだけテクニックがあっても、そこに気持ちがなければ観る人の心を動かすことはできないと思うから。どんなに格好悪くても、ありのままの気持ちを精いっぱい伝えて、観てくださった方に元気や勇気を与えられたら、女優としてこれほど嬉しいことはないですね」

―真っすぐに向けられた黒目がちの瞳から、女優という仕事に対するひたむきな思いが伝わってくる。
 役柄の気持ちを敏感につかみとる感性を磨くため、普段から「感じること」を大切にしているという小西さん。時間が空くと、よく旅に出るそうだ。旅先では自分の居場所を確かめたいから、まず自分の足で周辺を歩いてみる。いつもと違う環境で、いつもと違う風に吹かれるうちに、普段使わないアンテナがどんどん敏感になっていく。


 「慌ただしい日常生活のなかでは、どうしても目の前のことで精いっぱいになってしまって、いろんな感受性のふたを開けたまま過ごすのは難しい。でも旅に出ると、ふたがどんどん開いていくのが分かるんです。それによって自分自身、開放されるし、同時にいろんなものが吸収できる。その感覚がおもしろいんですよね」

―音楽を聴く。映画を観る。本を読む。旅に出る。とくに意識しているわけではないが、生活のすべてが仕事につながっていくことを、小西さんは確かに実感している。

 「桜、蛍、紅葉と、私は四季がすぐそばに感じられる恵まれた環境で育ったことに、私は鹿児島を離れてあらためて気づきました。例えば私の場合、そういう四季の移り変わりも感じることができなくなったら、芝居もできなくなるんじゃないかと思うんですよ。今回”つばめ“のコマーシャル撮影で、また新たに美しい九州を再発見することができました。その魅力を”つばめ“に乗って、みなさんにもぜひ体感していただけたらと思います」

―臆することなく挑み続ける。とどまらない人生を選んだ彼女は、確かに清らかな九州の水を思わせる輝きを放っていた。

文=猪野恭子

小西 真奈美(こにし まなみ)
1978年鹿児島県川内市(現・薩摩川内市)生まれ。
'98年に舞台『寝盗られ宗介』(つかこうへい作・演出)で女優デビュー。
この作品がきっかけとなり、その後も舞台や映画、テレビドラマに出演し、'02年公開の『阿弥陀堂だより』では日本アカデミー賞新人賞に輝く。
昨年は映画『UDON』や『天使の卵』でヒロインを演じた。
現在放送中のTBS系ドラマ「きらきら研修医」(毎週木曜日22時〜)では、ドジだけど純粋で一生懸命な研修医をキュートに演じている。
 
 
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